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OSX10.3.9のカラープロファイルの扱い

OSX10.3.9にてブラウザや画像を表示するソフトによって表示が違うので、簡単に調べてみた。
表示の違いを調べるに当たってOSXのカラープロファイルの扱いが関わってくるので、そこら辺を踏まえながらチェックしてみた。
チェック方法は、実際に画像を使いそれぞれ表示の違いをチェックしている。
使用しているOSはMacOSX 10.3.9なので、10.4以降については当てはまるかどうかは分かりません。

ブラウザでの表示

カラープロファイル対応ブラウザ( Safari )の場合

画像にカラープロファイルが添付されている場合、それを読込んで反映したものを表示させる。
画像にカラープロファイルが添付されていない場合、モニタプロファイルがあてがわれる。

カラープロファイル未対応ブラウザ( Firefox2.0.0.6、Netscapa7.1、Camino1.5、Opera9.21 )の場合

画像にカラープロファイルが添付されている、いないに関わらず、添付のカラープロファイルは無視し、モニタプロファイルがあてがわれる。
よって、表示された画像は、Sarariのカラープロファイルが添付されていない画像を表示させたものと同じとなる。

画像比較

Photoshop CSにてsRGB付き画像を「WEB用に保存」で「iccプロファイル」のチェックを変えて保存。
Safariとそれ以外のブラウザでの表示の違いを確認してみてください。

カラープロファイル添付の有無でのブラウザ表示をチェック
カラープロファイル添付 カラープロファイル未添付
カラープロファイル添付 カラープロファイル未添付
右の画像にマウスオーバーすると左と同じカラープロファイル添付の画像を表示。
Safariでは変化が見られるが、それ以外のブラウザでは左のカラープロファイル添付画像も添付なし画像も同じようにモニタプロファイルがあてがわれているので、変化は見られない。
※画像はモニタプロファイルが関係しているので、マックで設定しているモニタプロファイルによって見え方が異なる。

画像を表示するソフトウエアでの表示

以下の画像はPreview(Apple純正ソフト)とNewNOTEPAD Proに画像を表示させ、スクリーンショットを撮影。
スクリーンショットにはモニタプロファイルが添付されるのでPhotoshopにてsRGBに変換し、「WEB用に保存」で「iccプロファイル」にチェックを入れて保存した画像。
また、それぞれのスクリーンショットにどのプロファイルが使用されているのか判断するため、Safariでプロファイルありとなしの画像のスクリーンショット(上で表示しているもの)を撮影し、同様にPhotoshopにてsRGBに変換し、「WEB用に保存」で「iccプロファイル」にチェックを入れて保存した画像をその比較対照として使用している。

画像マウスオーバー時:カラープロファイルあり、
画像マウスアウト時:カラープロファイルなし
のスクリーンショットを表示します。

画像クリック時:それぞれSafariで開いた画像のスクリーンショットを表示します。
カラープロファイル対応のSafariのスクリーンショットと同じ画像だった場合、Previewがカラープロファイルに対応しているということになります。

Preview(Apple純正ソフト)

Previewにて画像を表示させたスクリーンショット
プロファイルなし プロファイルあり
Previewにてカラープロファイル未添付画像を表示 Previewにてカラープロファイル未添付画像を表示
画像をクリックするとSafariではプロファイルが添付されていないとモニタプロファイルを使用すること、マウスクリック時の画像とマウスアウト時の画像に変化がないことから、Preveiwでカラープロファイルなし画像を表示した場合、モニタプロファイルが使用されている事が分かる。 Safariではプロファイルが添付されてるとそのプロファイルを使用すること、マウスオーバー時の画像とマウスクリック時の画像に変化がないことから、Preveiwでカラープロファイルあり画像を表示した場合、画像添付のプロファイルが使用されている事が分かる。

NewNOTEPAD Pro

Apple純正以外でカラープロファイルに対応していないソフトウエアは、Mac OS Xが搭載する描画エンジンQuartzと、Quartzのカラーマネージメントを担当しているColorSyncが深く関わってくる。
簡単に言えばColorSyncユーティリティーの「環境設定」>「デフォルトのプロファイル」>「RGBデフォルト」の設定が関わってくるようだ。
なお、Tiger(OSX 10.4)からは「デフォルトのプロアイル」の設定がなくなっているらしい。

参考:Technical Note TN2035 - ColorSync on Mac OS X

画像マウスオーバー時:PhotoshopにてsRGBカラープロファイル付き画像を開き、プロファイルの変換で一般RGBに変換し、ビュー→校正設定でモニタRGBを選択し、「カラー値を保持する」にチェックを入れた画像のスクリーンショット。
画像マウスアウト時:NewNOTEPAD Proのピクチャクリッピング(画像をクリップする為のモード)にてカラープロファイル付き画像を開いていた時のスクリーンショット。
画像マウスクリック時:Safariでプロファイル添付画像を表示した時のスクリーンショット。

NewNOTEPAD Proにてカラープロファイル添付画像を表示した時のスクリーンショット
ColorSyncユーティリティーにてRGBデフォルトを一般RGBにした場合
NewNOTEPAD Proにて画像を表示させたスクリーンショット

マウスオーバーしても変化がないことから、NewNOTEPAD Proのピクチャクリッピングでは同様のことが行われて表示されている。
またColorSyncユーティリティーにてRGBデフォルトを一般RGBにした場合、画像がSafariでカラープロファイル付き画像を開いたものより暗くなっていることが分かる。これは上記のプロファイルがsRGBから一般RGBに変換され、モニタに表示される時、モニタプロファイルのカラースペースに一般RGBプロファイルのカラー値のまま表示していることが原因らしい。
ちなみにPhotoGridも同様。
NewNOTEPAD Proのテキストノート(テキストを中心に記録するモード)ではどちらもカラープロファイルなしとして処理され、モニタプロファイルが適用される。

以下はNewNOTEPAD ProにてColorSyncユーティリティーの「環境設定」>「デフォルトのプロファイル」>「RGBデフォルト」の設定でどう変わるかをチェックしたもの。

NewNOTEPAD ProにてColorSyncユーティリティー設定による違いを比較
RGBデフォルトをsRGBにした場合 RGBデフォルトをモニタRGBにした場合
NewNOTEPAD Proにて画像を表示させたスクリーンショット NewNOTEPAD Proにて画像を表示させたスクリーンショット
  • 画像マウスアウト時
    • NewNOTEPAD Proのピクチャクリッピングにてカラープロファイル付き画像を開いていた時のスクリーンショット。
  • 画像マウスオーバー時
    • PhotoshopでsRGBプロファイル付き画像を開き、プロファイルはそのままで、ビュー→校正設定でモニタRGBを選択し、「カラー値を保持する」にチェックを入れた画像のスクリーンショット。
  • 画像マウスクリック時
    • Safariでプロファイルなし画像を表示した時のスクリーンショット。

マウスクリック画像とマウスオーバー、マウスアウト画像に変化がないことから、Safariでプロファイルなし画像を表示したときと同じようにモニタプロファイルが使用されているものと同じ表示となる。

この例では画像を表示する時に、まず添付のプロファイルがColorSyncユーティリティーで設定したものと一致しているので変換されず、モニタに表示される時、モニタプロファイルのカラースペースにsRGBプロファイルのカラー値のまま表示される。
と言うことはモニタRGBのカラースペースに合わせてカラー値が変換されない為、SafariでsRGB付き画像を見た時と若干色が変化してしまう。
NewNOTEPAD ProやPhotoGridは出力プロファイルを指定できないと思われるので、モニタプロファイルが使用される。

  • 画像マウスアウト時
    • NewNOTEPAD Proのピクチャクリッピングにてカラープロファイル付き画像を開いていた時のスクリーンショット。
  • 画像マウスオーバー時
    • PhotoshopでsRGB付き画像を開き、プロファイルをモニタRGBに変換、ビュー→校正設定でモニタRGBを選択し、「カラー値を保持する」にチェックを入れた画像のスクリーンショット。
  • 画像マウスクリック時
    • Safariでプロファイルあり画像を表示した時のスクリーンショット。

マウスクリック画像とマウスオーバー、マウスアウト画像に変化がないことから、Safariでプロファイルあり画像を表示したときと同じように添付プロファイルが使用されているものと同じ表示になる。

この例では画像を表示する時に、まず添付のプロファイルがColorSyncユーティリティーで設定したものと一致してないので一度モニタプロファイルに変換され、モニタに表示される時、モニタプロファイルのカラースペースにモニタRGBプロファイルのカラー値のまま表示。
ここではColorSyncユーティリティーによってsRGBプロファイルがモニタRGBに変換されるので、SafariでsRGB画像を見た時と同じ色で表示される。

簡単にまとめると、NewNOTEPAD ProやPhotoGridのようにカラープロファイルを指定できない、またはされないソフトでは、ColorSyncユーティリティーで設定したデフォルトRGBと画像に添付されたプロファイルが異なる場合、デフォルトRGBで設定したプロファイルに変換され、表示する時は画像に添付されたプロファイルのカラー値のまま、モニタプロファイルを使って表示される。
※変換は対象のプロファイルのカラー値に合わせて元のカラー値を変更するので、色はあまり変化しない。
※NewNOTEPAD Proのテキストノート(テキストを中心に記録するモード)ではどちらもカラープロファイルなしとして処理され、モニタプロファイルが使用されているみたいなので、ソフトによってはColorSyncユーティリティーが働かずにカラープロファイルなしとして処理されるものもあるようだ。

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